軽貨物ドライバーとして独立し、事業を続けていく上では様々な経費が発生します。具体的にどのような経費が発生するのかを理解し、手続きや支払いのタイミングなどについて把握しておくことは、軽貨物ドライバーにとって大切なことです。

今回は、軽貨物ドライバーが事業を続ける上でかかる経費、さらに各種手続きや支払いのタイミングについてお話します。

日ごとに発生する主な経費

はじめに、日ごとに発生する可能性のある主な経費について解説します。

  • ガソリン代
  • 高速料金
  • 駐車場代(コインパーキングなど)
  • 雑費

上記は日ごとに発生する可能性のある主な経費です。高速料金や駐車代においても、状況に応じて支払う場合があるため、現金または、事業用のクレジットカードなどを持参して支払いに対応していく必要があります。

雑費については、油性マジックやボールペン、養生テープやガムテープといった消耗品などの細かいものも含まれます。業務で使用するために購入した物品の領収書は、忘れず取っておくようにしましょう。

基本的に業務上で必要なものにお金を支払った場合は経費になりますが、あまりにも無関係だったり、日常生活でも使えるものの場合は認められないこともあるので注意が必要です。

月ごとに発生する主な経費

次に、月ごとに発生する可能性のある主な経費について解説します。

  • 駐車場代(月極)
  • 交通費
  • 事務所費用
  • 通信費
  • 車両の任意保険料
  • 接待交際費

上記は月ごとに発生する可能性のある経費です。自宅から離れた場所に駐車場を借りた場合、駐車場から自宅へ帰る際にかかった交通費も経費になるので覚えておくと良いでしょう。また、自宅とは別に事務所を借りる場合の賃貸料も経費になります。

他にも、取引先やクライアントと打ち合わせのために食事をした場合の費用は、接待交際費として経費になるので覚えておきましょう。その他、通信費や車両の任意保険についても支払う必要があります。月々の支出をしっかり把握して、一ヶ月でどのくらい売上を上げれば良いかという試算をする際の目安としてください。

ポイントとしては、軽貨物ドライバーとして事業活動をするためには、ガソリン代などの燃料費だけでなく、様々な部分に経費を支払う必要があるということを覚えておきましょう。

年ごとに発生する主な経費

次に、年ごとに発生する可能性のある主な経費について解説します。

  • 自動車税
  • 車検に関連する費用
  • 運転免許証の更新費用
  • 車両の修理費用
  • 車両の買い替え費用
  • 車両のリース契約料
  • 車両のリース残価精算金

上記は年ごと、もしくは数年単位で発生する可能性のある主な経費です。自動車税は毎年支払いをしなければいけません。車検や運転免許証の更新、その他の車両に関連する費用は、それぞれ支払いのタイミングが異なります。このように、日々もしくは月ごとの経費の他に適時支払いが発生する経費があるため、資金をしっかりと用意しておくことが大切です。

特に自動車税や車検については、きちんと対応しないと軽貨物ドライバーとして働くことができなくなります。法的に義務付けられた手続きや支払いは、タイミングをしっかりと把握しておき、確実に対応できるように準備しておきましょう。

まとめ

今回は、貨物ドライバーが事業を続ける上で生じる主な経費についてお話しました。

今回ご紹介したのはあくまでも主だった経費であり、軽貨物ドライバーをする上で細かな支出は他にも様々あります。それぞれの費用がどのタイミングで発生するのかを正確に把握し、しっかりと支払いができるよう準備しておくようにしましょう。

また、経費に関して大切なのは、経費になるかどうかにかかわらず、必ず領収書を取っておくことです。経費になるものであっても、領収書がなければ経費として計上できないので注意してください。

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