「宅急便」と「宅配便」という2つの言葉は、みなさんもよく耳にする言葉だと思います。荷物の配送を依頼するときや配達員が自宅に来た際に、何気なくこの2つの言葉を使われている方も多いのではないでしょうか?
また、「似ている言葉なのに、なぜ2つの言葉があるのか」と疑問を感じている方もいるかもしれません。実は「宅急便」と「宅配便」という2つが存在しているのには、理由があるのです。では、この2つの言葉の違いは何なのでしょうか?
今回は、「宅急便」と「宅配便」という2つの言葉の違いについて解説します。
【宅急便】の意味
【宅急便】
宅急便(たっきゅうびん)とは、ヤマト運輸が提供する宅配便サービスの商標である。黒いネコ、通称「クロネコ」をトレードマークにしている。同社の親会社であるヤマトホールディングスの登録商標(第3023793号ほか)である。
出典:宅急便 – Wikipedia
「宅急便」とは、“ヤマト運輸株式会社が提供している宅配便サービスの商品名”になります。
【宅配便】の意味
宅配便は、比較的小さな荷物を各戸へ配送する輸送便のことを指し、路線トラックにおける事業のうち、特別積合せ事業の一形態であり、国土交通省の用語では「宅配便貨物」と規定されている。荷主の戸口から届け先の戸口までの迅速な配達を特徴とするものである。
出典:宅配便 – Wikipedia
わかりやすく説明すると「宅配便」とは、宅配サービス業者が提供している“荷物を指定の場所まで届けるサービスの総称”になります。
「宅配便」よりも「宅急便」の方が馴染み深い
- 日本で初めて宅配便をサービス化したのがヤマト運輸(現在のヤマトホールディングス)
- ヤマト運輸は宅配便事業者として日本市場の占有率トップ
上記の理由から「宅急便」の認知率はとても高くなっています。これにより、宅配サービス総称である「宅配便」とヤマトホールディングスのサービス名である「宅急便」を混同してしまう方が多いようです。
また、「宅急便」は日本人に馴染み深い、ジブリ映画の「魔女の宅急便」のタイトルにも使用されています。
※ヤマト運輸が映画のスポンサーとなりタイトルの使用の許可をもらっている。
なお、コンビニエンスストアから発送する場合や送り状をスマホで送る場合は、着払いが利用できないのでご注意ください。
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