軽貨物ドライバーの仕事について、「きつい」、「大変」、「辛い」という意見を聞いたことがある方がいるかもしれません。

しかし、軽貨物ドライバーを始めたばかりの方、もしくはこれから目指したいという方には、こういったネガティブな情報よりも、お仕事を続けていくためのポジティブな情報と続けるための現実的なアドバイスが必要だと思います。

そこで今回は、軽貨物ドライバーのお仕事を「きついと感じる人」と「続けられる人」のそれぞれの特徴についてお話します。

軽貨物ドライバーが「きつい」と感じてしまう人の特徴

はじめに、軽貨物ドライバーのお仕事が「きついと感じる人」の特徴について解説します。

思ったように収入が得られていない人

軽貨物ドライバーのお仕事が「きついと感じる人」の特徴の一つとして、仕事量を増やすことができず、思ったように収入が得られていないことが挙げられます。軽貨物ドライバーになったものの、営業力やコミュニケーション能力が足りず、自身が望むほどの仕事が取れていない状態にある場合です。

特に軽貨物ドライバーとして独立した場合は、自分自身で仕事が取れないことで不満が溜まってしまい、「この仕事はきついかもしれない」と感じてしまいがちです。

自分の体力に見合った荷物や物量を運んでいない人

軽貨物ドライバーのお仕事が「きついと感じる人」のもう一つの特徴として、自分の体力に見合った荷物や物量を運んでいないことが挙げられます。

例えば自身の体力に照らし合わせて明らかに重すぎる荷物、または、多すぎる物量を取り扱っていれば、確かに大変なため「きつい」と感じてしまいます。

もちろん、仕事内容を選んでいてはお金にならない、収入が得られないという焦りが出るのはわかりますが、自分の体力に見合わない作業をするのは自分自身をブラックな環境に追い込んでしまいかねません。無理をしすぎずに行える仕事選びをするという考えを持つことが重要です。

時間指定や納期に追われて焦る人

時間指定や納期に追われて焦ってしまう人も軽貨物ドライバーのお仕事を「きつい」と感じてしまう傾向があります。実際には、全ての時間指定を守ることが現実的に難しい場合もあり、特に繁忙期はこうした状況が生じやすくなるため、こうした時期に「きつい」と感じる人が多いのは事実です。

納期通りに業務を遂行できない原因には、スケジュール管理が難しいこと、時間と距離という物理的な条件が厳しい場合などもあります。こうした状況下において焦りが生じてしまうと、車両事故や荷物の破損といった別の問題が発生する可能性も高まってしまいます。

どうしても納期が守れないという状況になっても、決して慌てず、報連相をしっかりと行うことで荷主や受取人の方への影響を最小限に抑えるための動きをとるようにしましょう。そうすることで精神的な負担を軽減することができ、「きつい」と感じる機会を減らすことができるかもしれません。

軽貨物ドライバーを「続けられる人」の特徴

次に、軽貨物ドライバーを「続けられる人」の特徴について解説します。

営業力があり丁寧な仕事をする人

営業力があり丁寧な仕事をする人は、軽貨物ドライバーのお仕事を続けやすいと言えるでしょう。

軽貨物ドライバーは、直接お客様とコミュニケーションをとる機会が特に多いため、自分自身を見られる機会が多くあります。お客様から見えている作業を丁寧におこない、信頼と安心感を得ることで、仕事を獲得するチャンスが広がっていきます。

また、営業力はコミュニケーション能力の延長線上にあるものなので、普段から集荷先や配達先で丁寧な対応をすることで培っていくものでもあります。

丁寧な仕事を通してお客様からの信頼を獲得し、また営業力も高めていくことで、たくさんの仕事を獲得することができるドライバーになれれば、軽貨物ドライバーというお仕事を長く続けることができるようになるでしょう。

物量やスケジュールの調整が上手な人

物量やスケジュールの調整と管理が上手な人も、軽貨物ドライバーのお仕事を続けやすいと言えるでしょう。軽貨物ドライバーのメリットとも言えますが、無理をすればするほど稼げるということがあります。しかし、長く続けるためには無理をせずに稼げるようにすることが重要です。

少しでも多く稼ごうとして無理に仕事を増やしてしまうことで、時間指定に遅れたり、焦って荷物を壊してしまったりとマイナスな結果を招くこともあります。自分が対応できる物量を的確に把握すること、時間と距離を含めたスケジュール調整ができるようにすることがお客様からの信頼を得ること、ひいては、仕事を獲得する上ではとても大切です。

荷物を届けることの大切さを知っている人

荷物を届けることの大切さを知っている人も、軽貨物ドライバーのお仕事を続けやすいと言えるでしょう。配送のお仕事は、大切な荷物を出荷された状態のまま指定された日時にお客様に届けるというお仕事です。

そのため、「指定された日時を大幅に過ぎてしまった」または、「時間に間に合わせるために焦ってしまい荷物を壊してしまった」ということが頻繁に起こるようであれば、軽貨物ドライバーとして続けていくことは難しくなるでしょう。

まずは、「集荷先から預かった荷物をそのままの状態で配達先に届ける」という基本中の基本を理解することが大切です。

「あのドライバーは荷物を丁寧にしっかりと届けてくれる」というお客様の安心感や信頼こそが自分自身の実績となり、それが得意先を増やしたり、新しく仕事をもらえる可能性を高めることに繋がるのだということを覚えておいてください。

まとめ

今回は、軽貨物ドライバーのお仕事を「きついと感じる人」と「続けられる人」のそれぞれの特徴についてお話しました。

軽貨物ドライバーのお仕事には苦労も多いですが、丁寧な仕事を心がけてお客様との信頼関係を築きつつ、仕事量のコントロールもしっかりとおこなうことで長く続けることができるでしょう。

また、現在、軽貨物ドライバーのお仕事が「きつい」と感じている方は、この記事の内容を参考にして、配送業務の内容や方法などを見直し、現状を少しずつ改善していっていただけたらと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が軽貨物ドライバーを目指す人のお役に立てれば幸いです。

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