通販の利用客増加や忙しい生活スタイルへの変化を受けて、宅配ボックスの普及が進んでいます。宅配ボックスは荷物を受け取るにあたり、非常に便利なツールとして需要が高まっていますが、設置を検討する際は設備環境や予算などを考慮する必要があります。

そこで今回は、宅配ボックスを設置するメリットや設置する際に抑えておくべきポイントについてお話します。

宅配ボックスのメリット

宅配ボックスを設置することで、日常生活においてたくさんのメリットを享受することができます。以下に主なメリットをご紹介します。

受け取りの便利さ

宅配ボックス最大のメリットは、不在時でも荷物を受け取ることができる点です。忙しい日々の中で荷物の到着に対応できない場合にも、宅配ボックスがあれば荷物を確実に安全に受け取ることができます。また、これにより荷物を受け取れなかった際の再配達手配の手間も省くことができます。オンラインショッピングを頻繁に利用する方にとっては、この時間節約は大きなメリットとなるでしょう。

安全性の向上

宅配ボックスのもう一つのメリットは、安全性の向上です。置き配を利用する際に起こりうる、盗難や破損などのリスクを減らすことができます。また、個人情報が記載された荷物の露出を防ぐことができるため、荷物だけでなくプライバシーの保護を高めることにもつながります。

宅配ボックスを選ぶ際のポイント

宅配ボックスにはさまざまな種類があり、実際に設置する際は、自身のニーズや環境に適した宅配ボックスを選択することが重要です。ここでは、宅配ボックスを選ぶ際のポイントや設置前に考慮すべきポイントについて解説します。

サイズと容量

宅配ボックスの選択において、サイズと容量は重要な要素です。小さな荷物向けから大きなパッケージ荷物向けまで、様々なサイズの宅配ボックスが存在します。小型のボックスは書籍や衣類などの小さな荷物の受け取りに適しており、大型のボックスは家電製品や大量の荷物の受け取りに便利です。

日頃よく受け取る荷物の種類を考慮するとともに、自身の設置環境もふまえた上で適切なサイズと容量の宅配ボックスを選ぶことが大切です。

セキュリティ機能

宅配ボックスのセキュリティ機能も重要な選択基準の一つです。多くのモデルでは、鍵や暗証番号によるロックシステムが採用されています。これにより、荷物が不正に取り出されるリスクが軽減され、自分宛てに配達された荷物の安全を確保できます。また、一部の高機能モデルでは、カメラやアラームシステムが組み込まれており、さらに高いセキュリティが確保できます。自宅のセキュリティ状況や自身のニーズに応じて、適切なセキュリティ機能を備えたボックスを選ぶようにしましょう。

素材と耐久性

宅配ボックスは屋外に設置されることが多いため、耐久性は非常に重要です。素材としては主に金属製とプラスチック製の2種類があります。金属製のモデルは頑丈で耐久性に優れている一方で、価格が高いものが多いです。プラスチック製のモデルは軽量で取り扱いがしやすく、価格もお求めやすいものが多いですが、金属製に比べると劣化がすすみやすいです。このように素材によって特徴が異なるため、設置場所の環境を考慮して、商品の素材を選ぶことが推奨されます。

予算設定

宅配ボックスは品質や性能により、商品の価格が異なります。前述したセキュリティ機能や耐久性の面で優れている商品の場合、価格も高くなります。利用頻度や配達依頼する商品サイズの傾向など、自身の状況やニーズを考慮した上で予算設定をし、適切な商品を選ぶようにしましょう。また、商品や設置する環境によっては工事費用がかかる場合もありますので、事前にしっかりと確認してください。

まとめ

宅配ボックスの設置は、不在時でも荷物を受け取ることができるという利便性に加え、荷物の安全性も向上するなど、多くの利点があります。「不在で荷物を受け取れないことが多い」という方は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

なお、設置する宅配ボックスを選ぶ際には、自身のニーズや環境を十分に考慮し、最も“自分に合った”モデルを選ぶようにしましょう。

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