昨今のコロナ禍においてリモートワークを採用する企業が多くなってきております。それに伴い在宅での時間が増え、「巣ごもり需要」が日々高まってきています。ネット通販での家具や雑貨、フードデリバリーでの食事など、配達される物は多岐にわたりますが、こうした物流におけるラストワンマイルを担っているのが「軽貨物ドライバー」です。

MIRAIS公式YouTubeチャンネル『しごとの授業』では、大曽根ドライバーにご出演いただき、“「軽貨物ドライバー」のお仕事”と題して、業務内容や取り組む際の姿勢などについて学ばせていただきました。今回はその内容についてご紹介します。

ぜひ、YouTubeと併せてご覧ください。

《YouTube -しごとの授業-》

筒井副社長(株式会社MIRAIS)

【出演者プロフィール】

大曽根 明人ドライバー 
一般企業での勤務経験を経て、現在はMIRAISの委託ドライバーとして、複数現場をかけ持ちして稼働されています。荷主様からの信頼も厚く、各現場でご活躍いただいています。

    「個人事業主ならでは」のメリット

    委託契約の強み

    私は現在、「コピー用紙やペン等といった文房具を企業へお届けする配送」と「お弁当の配送」そして、「スーパーでお買い上げになった品物をお届けする宅配」という3つの定期現場で稼働させていただいています。ドライバーになる前は某財団法人で8年間、医療財団法人で1年間、建設業で3年間、勤務をしていました。今思うと、会社員として働いていた頃は「会社に守られていたな」と感じます。「健康保険」、「交通費」、「労災」など自分が見えていなかった部分のメリットが多かったと思います。

    今は個人事業主として働いていますが、こちらのメリットとしては、まず収入面が挙げられます。「この業務をこなすと○○円」といった形で売上が明確になっているので、自分の頑張り次第で収入を増やすことができます。これは業務を行う上で、モチベーションにも直結してきます。さらに、携わらせていただいている業務自体が社会から遠く離れていない「つなぎ目」であり、社会に対して貢献できていると実感できることも一つのメリットであると考えています。
    また、現在は先述した3つの現場を稼働した後に、某スーパーで別の仕事もしています。このように「自由な働き方を選択できる」ということも、個人事業主ならではのメリットだと思います。

    お届け先「不在」に対する想い

    これまでに「配達件数が多い現場」も経験させていただきました。こうした現場を経験して、この仕事の体力的な大変さを感じました。ただそれ以上に、お届け先が「不在」である場合が多く、これによる精神的なダメージがとても大きく、心が折れそうになることもありました。
    完全出来高制の現場では、荷物をお届けできないと配達料金はいただけないので、「無料」で再配達に対応することになります。自分自身がこの仕事を始めて以降、自宅にお届けに来てくださる配達員の方からの不在票を見ると、非常に申し訳ない気持ちになります。

    色々な場所での色々な方との出会い

    軽貨物配送の仕事は運転している間は一人ですので、その道中を楽しむことができないと辛い仕事にもなり得ます。
    私自身は元々、車の運転が好きということもあり運転の時間自体を楽しめていますし、色々な場所に行くことができる充実した時間として過ごすことができています。また、行った先々で色々な方と出会えることに楽しさを感じおり、さらに、「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えられた時は、この仕事をやっていて良かったと感じます。たまにではありますが、自分の顔を覚えてくれている配達先でお茶を出していただける時もあり、こちらも感謝の気持ちが溢れますし、労力をかけて動いていることを評価していただけているのは、今後のモチベーションにも繋がります。

    委託元業者(MIRAIS)との連携

    毎日、配達を行っていると車に不具合が出てきてしまうこともあります。そういったことがあった際は、MIRAISにサポートしていただき、次の仕事に支障が出ないように手配してもらいます。
    休日に関しては週に1回、固定の休日をいただいております。また、子どもの行事などで固定の休日だけでは足りない時は、事前にMIRAISへ連絡をして自分の定期の仕事を他のドライバーの方に依頼する手配をしていただきます。こうしたサポートのお陰で、家族で充実した時間を過ごすことができています。「個人事業主」ではありますが、「業務委託契約」を結んでいることのメリットやMIRAISの方々の心の温かみを感じています。

    物を大切にする

    しごとの授業

    ドライバーになる前にやっておいた方がいいこととして私が1番感じていることは、「物を大切にする癖をつける」ということです。
    業務で必要な車や折り畳みコンテナ、ペンひとつとってもそうなのですが、これらは全てドライバーとして日々の業務を遂行するために存在しています。言い換えると、これらがなければ、収入を得ることができません。
    私自身は「物を大切にする」ということを特別に意識して日々生活していた訳ではないのですが、学生時代の部活動等を通して自然とその感覚が身についていました。
    自分の物を大切にできない人が、人から預かった荷物を大切に扱うことは絶対にできないと思います。また、例えば車がとても汚く傷だらけの状態のままでお届け先へ伺ってしまうと、それだけでお客様に不信感を与えることになり、サービスの質も低下してしまいます。
    「物を大切にする」ということを日頃から考えて行動することは、お客様の物を運ぶ軽貨物運送業を営む上でとても大切なことであり、さらには、業務の向上にも直結することだと思います。

    自分を第三者の視点から見る

    自分を第三者の視点から見る

    ドライバーとして日々の業務を行っていく中で、どうしても1人の時間は多くなります。マナーも対応も、人から常に見られているわけではありません。そういった中で大切になってくることは、“自分を第三者の視点から見る”ということだと思っています。
    私は荷物の渡し方や声の掛け方など、日々の業務のやり方について「振り返り・自己分析・反省」をして、次のパフォーマンスに繋げるということを常に意識しています。その姿勢を持っていると業務を改善していくことができると思いますし、それが結果として、いいサービスを提供できることへと繋がり、そして、次の仕事に繋がっていくと考えております。

    まとめ

    今や人々の暮らしを支える存在となっている「軽貨物ドライバー」。今回、YouTubeの撮影を通して、大曽根ドライバーの「仕事に取り組む姿勢」に感銘を受けたとともに、「軽貨物ドライバーとしての信念」を感じさせられました。
    MIRAISはこうした想いをもったドライバーの方々が、今以上にこの仕事に誇りをもつことができ、そして、尊重される社会の実現を目指します。

    MIRAIS公式YouTubeチャンネル『しごとの授業』とは?!

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