軽貨物ドライバーとして効率的に配送業務を行う上で、スマホで使用するナビアプリは欠かせない存在です。ナビアプリを使用することで、効率的な配送ルートを設定することができ、配送時間の短縮が実現できます。この記事では、ナビアプリを使用するメリットやおすすめのナビアプリについて紹介していきます。

「ナビ(地図)アプリ」とは?

「ナビ(地図)アプリ」とは、一般的にスマートフォンのGPSを活用して、リアルタイムでルート案内や交通情報を提供するアプリケーションです。

配送業務でナビ(地図)アプリを使用するメリット

ナビ(地図)アプリは、常にGPSやインターネットを通じて最新の地図情報に更新されるため、道路の変更や新しい道が反映された上で正確なルートを把握できます。

また、リアルタイムで渋滞や工事などの情報を即座に反映するため、その時々で最適なルートを自動で計算することができ、複数の配送先を効率よく回るためのルート決めや燃費の向上、労働時間の短縮にも大きく貢献します。

さらに、スマートフォンやタブレットで利用できるため、持ち運びが容易で車内の限られたスペースでも使いやすいという特徴もあります。また、音声案内機能があるため、地図を見ながら運転する必要がなく、安全に運転しながら目的地に到着できます。住所や郵便番号を入力するだけで目的地を素早く検索でき、音声入力機能を活用すれば、さらにスムーズに配送業務を行うこともできます。

ナビ(地図)アプリと紙の地図の違い

ナビ(地図)アプリは、常にインターネットを通じて最新の地図情報に更新され、交通情報や工事状況もリアルタイムで反映されます。一方、紙の地図は印刷された時点の情報であり、更新するためには新しい地図を購入する必要があります。

紙の地図は書き込みができるなどの利点はありますが、スマートフォンが普及した現代では、常に最新の地図情報が反映されることや持ち運びのしやすさなどから、現代の配送業務においては、ナビ(地図)アプリを使用することが推奨されます。

最適なナビ(地図)アプリの選び方

1. 地図データの精度

配送業務で使用するナビ(地図)アプリは、精度の高い地図データを持っているかどうかが重要です。特に都市部や複雑なエリアでの配達には、詳細な地図情報が必要になります。表札や建物名などの住宅情報も掲載されているかをチェックしましょう。

2. リアルタイム交通情報

リアルタイムで交通情報が更新されるアプリを選びましょう。渋滞や工事情報を把握できると、その時々での効率的なルート選択が可能になります。

3. 使いやすさ

わかりやすいアプリのつくりと簡単な操作性は、運転中でも安全に使用するためのポイントです。音声案内機能の有無も確認しましょう。

4. 配達特化機能

配達ルートの最適化や複数の配送先の管理ができる機能を持つアプリは、配送業務に特に役立ちます。配送先の順番や時間指定に対応できるものもあります。

5. オフライン機能

電波の届かないエリアでも利用できるように、オフライン機能を備えたアプリを選ぶと安心です。

6. コスト

一部の高機能アプリは有料のものがあります。ご自身の予算に合わせて最適なものを選びましょう。

7. 追加機能

目的地の周辺情報や駐車場の情報が提供される機能があるとさらに便利です。

8. レビューと評価を確認する

他の軽貨物ドライバーのレビューや評価を参考にすると、実際の使用感やメリット、問題点がわかります。

配送業務におすすめの『ナビ(地図)アプリ』

1. GODOOR(ゼンリン)

引用元:GODOOR – ゼンリン住宅地図対応 配達アプリ

GODOORはゼンリン住宅地図・カーナビ・荷物管理機能のすべてが集約されています。ゼンリン住宅地図は表札・建物名が記載されているので、配送エリアに慣れていないドライバーにとってはとても心強いアプリです。

ポイント

  • ゼンリン住宅地図で表札・建物名が記載されている。
  • 荷物の配達時間帯が一目でわかる“荷物ピン”を地図上に表示できる。
  • “荷物リスト”で、残りの荷物・不在・完了と配達ステータス別の荷物件数をチェックできる。
  • カーナビへの切り替えも、荷物情報からワンタッチで可能。
  • 「メモ機能」を使い、配達先の情報を簡単に管理可能。次回の配達時に役立ちます。
  • 荷物サイズ、色、種類を入力でき、荷姿の確認もスムーズにできるので、思い込みや不注意による誤配を防ぎます。

※参考:https://godoor.jp/

2. 配達NAVITIME

引用元:配達NAVITIME-宅配・フードデリバリー向け住宅地図・配達アプリ

配達NAVITIMEは、ワンタップで効率的な配達ルートを簡単に作成可能です。車両に合わせたナビゲーション機能により、安全でスムーズな配達をサポートしてくれます。さらに、ゼンリン住宅地図の利用も可能で、細かい住所情報をもとに正確な配達を実現できます。

ポイント

  • ゼンリン住宅地図搭載で表札・建物情報を取得でき誤配を防ぐ。
  • 時間帯指定を考慮した効率ルートで業務時間が短縮できる。
  • 配達先を短時間で簡単に登録できます。リストで配達情報を一括で管理。
  • 車・原付バイク・自転車のナビゲーションに対応。

※参考:https://static.cld.navitime.jp/automostorage/servicestorage/html/delivery.html

3. TODOCUサポーター

引用元:TODOCUサポーター|配送を支えるすべての配送員のためのアプリ・トドクサポータ

TODOCUサポーターは、配送員の業務を効率化するための多機能アプリです。ゼンリン住宅地図を搭載しており、伝票の連続撮影やルート案内も可能です。さらには、シフト管理やお仕事紹介、カーリースからファクタリングに至るまで、多岐にわたるサポート機能を提供しています。

ポイント

  • ゼンリン住宅地図搭載で表札・建物情報で誤配を防ぐ。
  • お仕事紹介やカーリース、ファクタリング(請求書現金化)など配達業務以外における多岐にわたるサポート機能。
  • 伝票連続撮影: 迅速な配送準備が可能。
  • 多機能サポート: 配送ルート案内や外部ナビ連携、確定申告サポートまで幅広く対応。

※参考:https://todocu-supporter.com/

【補足】Googleマップ、Yahoo!カーナビ、地図マピオンは配送業務に使える?

Googleマップ、Yahooカーナビ、マピオン
引用元:App Store – Apple

結論としては、配送業務でも使えます。Googleマップ、Yahoo!カーナビ、地図マピオンは汎用性が高く、日常で使われている方も多いアプリです。

しかし、これらのアプリは一般的なナビゲーション機能は優れていますが、配送業務に特化したナビ(地図)アプリに比べると、業務効率化や配達管理のための機能においては劣る点が見られます。配送業務に従事する軽貨物ドライバーとしては、配送に特化したナビアプリを利用した方が、より効率的な業務運営が可能になるでしょう。

まとめ

この記事では、軽貨物ドライバーに最適なナビ(地図)アプリの選び方や、おすすめのアプリについて詳しく紹介しました。ナビ(地図)アプリを使用することで、効率的なルート設定ができたり、リアルタイムの交通情報を活用し、配送業務を大幅に効率化したりすることができます。配送業務に特化したアプリを有効活用して、配送効率をより高めていきましょう。

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