今回は個人事業主として軽貨物運送事業の開業を検討されている方に向けて、社会保険についてご紹介します。
一般的な社会保険の概要を理解することで、自分や家族の身を守ることに繋がります。詳細については、専門的に説明しているサイトのリンクを掲載しておりますのでそちらをご参照ください。

そもそも社会保険とは?

一般的には雇用者やその扶養家族が病気や労災、失業などのリスクに備えるための制度のことを指します。健康保険・年金保険・雇用保険・介護保険・労災保険がこれに該当します。

※参考:社会保険とは? 基礎知識、制度の種類、雇用保険との違い、パート・アルバイトの加入条件や手続きについて

個人事業主でも社会保険に加入できるの?

個人事業主でも社会保険への加入は可能です。

健康保険は国民健康保険、年金は国民年金となります。
法人として従業員を雇用する場合は、事業所単位での加入が必要になる場合があります。

参考:個人事業主は社会保険へ加入できない?仕組みをわかりやすく解説

社会保険料の負担はどうなる?

個人事業主の場合、社会保険料は事業主負担になります。

年金についても国民年金への加入が必須となりますが、全額事業主負担となります。

※参考:個人事業主は社会保険へ加入できない?仕組みをわかりやすく解説

社会保険料は経費に落とせる?

社会保険料は経費として計上することができません。

確定申告の際に、社会保険料控除として申告が必要になります。

※参考:個人事業主は社会保険へ加入できない?仕組みをわかりやすく解説

個人事業主における家族の社会保険料は?

会社員の場合は、年収130万円未満の妻や家族を扶養家族にすることができ、健康保険については加入者1人分の保険料で、家族人数分の保険に加入することができます。

それに対して、個人事業主の場合は扶養家族という概念がないため、家族全員が国民健康保険に加入し、それぞれの収入に応じた保険料を支払う必要があります。

また、国民年金についても20歳以上の妻や家族に対して、それぞれ一人分の年金保険の支払いが必要です。

参考:個人事業主の社会保険を徹底解説!妻や家族、アルバイトや従業員は?

個人事業主の軽貨物ドライバーは社会保険について理解を深めよう!

軽貨物ドライバーと家族

いざ自分や家族が怪我や病気に見舞われてしまった時に助けてくれるのが社会保険です。
開業直後は仕事の事で手一杯かもしれませんが、社会保険に関する必要最低限の知識を身につけることは、自身や家族を守るためにも重要です。

これから個人事業主として働くことを検討されている方は、社会保険についてもぜひ理解を深めておきましょう。


※2022年5月時点の情報に基づく

【参考情報】
※参考:社会保険とは? 基礎知識、制度の種類、雇用保険との違い、パート・アルバイトの加入条件や手続きについて
※参考:個人事業主は社会保険へ加入できない?仕組みをわかりやすく解説
※参考:個人事業主の社会保険を徹底解説!妻や家族、アルバイトや従業員は?