新たに軽貨物運送のお仕事を考えているみなさま、「赤帽」をご存じですか?「名前は知っている」、「車両を見たことがある」という方は多いと思います。しかし、どんな団体なのか詳しくわからないという方も少なくはないと思います。今回は、これから軽貨物ドライバーとして開業を検討している方に向けて、「赤帽」についてご紹介します。

赤帽とは

赤帽HP
引用:引越し・配送は赤帽へ

「赤帽」とは、個人事業主の軽貨物ドライバーが集まった協同組合のことです。正式名称は全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会。

この協同組合は、全国に44の組合と約180カ所の拠点を構えており、組合員の数は約9,000人にもなります。組合員の軽貨物ドライバーは、赤帽から仕事を斡旋してもらうことが可能です。※2021年12月時点

ちなみに「赤帽」という呼び名は、初代会長である松石俊男氏が、鉄道の『赤帽(ポーター)』と呼ばれていた、鉄道駅構内で旅客の手荷物等を客に代わり運搬する係員の姿に感銘を受け、自分の興した運送業にその名称をつけたとのことです。

※参考:全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会 – Wikipedia

赤帽で働くためには

個人事業主として、赤帽で働くために必要な手順を説明します。
まずは最寄りの赤帽の拠点を調べて、事業説明会に参加しましょう。
こちらで各地域別に開催される事業説明会日程を確認することができます。

【外部リンク】独立開業なら軽運送業で全国ブランドの赤帽へ /加入案内

事業説明会で詳しい流れを聞くことができますが、その後は以下のような流れになります。

  1. 赤帽加入の申し込みと貨物軽自動車運送事業許可申請の書類を作成
  2. 作成した書類を運輸支局に提出し、営業ナンバーを取得
  3. 研修を受講し、赤帽車両を購入
    ※2021年12月時点

赤帽で働くには毎月の組合費が必要

繰り返しになりますが、赤帽は協同組合になるため、加入後は毎月の組合費が必要になります。簡単な内訳は以下になります。その他、組合から斡旋してもらった仕事に対しては、売上の10〜15%を手数料として支払う必要があります。

  • 組合費:約15,000円
  • 赤帽連合会費:約1,500円
  • 共済会費:1,500円
  • 無線使用料:2,000円

※組合毎に金額が異なりますので、詳しくは赤帽の各組合にお問合せください。
※参考:独立後の収入と支出 赤帽滋賀県軽自動車運送協同組合 | 組合員募集

軽貨物ドライバーが赤帽で働くメリット

赤帽は全国的に有名な協同組合であるため、ネームバリューの元に集まる軽貨物ドライバーも多く、組合員と交流を深めてネットワークをつくることができます。毎月費用がかかるという面もありますが、そこが問題とならなければ、仕事に関係する情報や将来のためのネットワークを得ることができるという点は、大きなメリットであるといえます。

まとめ

いこれから軽貨物ドライバーとして独立開業を検討している方は、「軽貨物ドライバーの登竜門として赤帽に加入する」ということを、選択肢のひとつとして検討されてみてはいかがでしょうか?
アニメで赤帽の事業を紹介されていましたのでぜひこちらも参考にしてみてください!